【病気はすべての人の心を掘って耕してくれる】

【病気はすべての人の心を掘って耕してくれる】

書籍「病気が教えてくれる、病気の治し方」
からの知見をもとに文章を綴っています。

※文章には不快な表現が出てきます。
”気持ちが弱くなっている”とお感じの方は
ページを閉じられることをお勧めします。


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今回はこんな言葉を紹介します。


『川の氾濫が土を掘って田畑を耕すように、
病気はすべての人の心を掘って耕してくれる。
病気を正しく理解してこれに堪える人は、
より深く、より強く、より大きくなる。』

　　　　　―――カール・ヒルティ



カール・ヒルティは、『幸福論』『眠られぬ夜のために』
の著者として有名で、スイス下院議員を務め、法学者、
文筆家として知られています。
そんな彼の言葉です。


ヒルティさんが、大病を患ったのかは知りませんが、
きっと何かの実感を得てらっしゃったのでしょうね。
考えただけでは決して出てこない言葉だと思います。


＞人の心を掘って耕してくれる。

とあるように、病気は普段の様相から深いところへと
私たちをいざなう働きもします。

掘って、耕す、とはつまりより深いレベル、
つまりは、建て前でなく、普段出さない
”本音”の部分を出しやすくするのですね。



病気になることで
例えば、、

・堂々と休める。
・責任から逃れられる。
・甘える機会が得られる。
・口で言う必要がなくなる。

などのメリットが生まれます。

症状は苦しいかも知れませんが、そんな中、
正直に自分の気持ちを探ると、嬉しさも
出てきたりしますね（苦笑）

これは、まんまとストレスから逃れる
ことに成功した嬉しさではないでしょうか。

こんな風にして病気は、掘って、耕して、
深い本音のところに気づかせる、
という役割があるのですね。



だからその時は

「ああ、そうか。私はこんなにも本当は逃れたい、
と切望していたんだな。自分をごまかしていたな、、。」

と気づいて、

「ごめんね、ありがとう」

と自分に言い聞かせて、そこから更に自分を
大切にしていけばいいのです。

またひとつ大事なことを学んだな、と。


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人間は、調子の良い時ばかりではありませんので、
病気になって責任逃れをしても別に良いと私は思います。
一時的には。

ただしそれを盾に、いつまでも病気を患っていると
するのなら、それを「悪い」とは言いませんが、

『本当にそれはあなたのしたいことですか？』

と問います。


この宇宙に生まれてきて、沢山の可能性があって、
きっとやりたいことや好きなことや大好きな家族が
ある中で、

「本当に今それをしたいですか？」

と問われたら、あなたは何て答えますか？

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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