3年越しのお礼～大田区池上の整体・治療院トゥルーヴォイスミー～

【あの時背中を押して】

 ～３年越しのお礼～


セラピストは色々な悩みをお聞きすることがあり、その中には進路についてもあります。

 

私が明確な進路を決めることは出来ませんが、進路を決める上で最低限必要な準備を整えることはできます。

これはある若者とのお話しです。

 

 

その若者は、３年前にこのソファに座って「体調が思わしくない」「進路をどうしたら良いのか」など私に悩みを打ち明けてくれました。

 

私自身が迷い多き人生でしたし、息子もいます。２０代前半の彼のことはとても他人事とは思えませんでした。私が彼に行ったのは「その人らしく生きる」ことができるようにお節介をすることです。

 

特に重要だったのは「自分本来の価値に気づいてもらうこと」でした。現代の私たちは情報が多すぎて、自分本来の価値と関係のないところを生きてしまいがちです。理想があるのは良いことなのですが、その理想もご本人の本質とずれていれば役に立ちません。

 

私は自分の恥ずかしい体験談なども織り交ぜながら伝え、ご本人が本来持っている価値に気付き、彼の本質に沿った理想が想い描けるようにするのと同時に、肉体の治癒力も上げていきました。そして5回のコースが終わるころには「今まで言えなかった自分なりの意見が言えるようになりました」という感想を貰いました。

 

進路についてはあくまで自分自身での判断となりますが、彼の体は明らかに「yes」と言っていました。そして私は正直にそのことを伝えました。その後首尾よく、とある専門学校へ入学を許可されたこと、その後は自分が望んでいた仕事に就けることが決まった、という知らせを受けていました。

 

そして今日「国家試験も合格出来て、4月から目標だった仕事が始まります。あの時は背中を押していただきありがとうございました。」という知らせを受けました。

正直、これはご本人の実力です。
「でももし私が何かしらの力になれたとしたらやっぱり嬉しいなあ」とこのソファをしみじみ見ていると、当時のことが思い出されて泣けてきました。

 

やっぱり誰だって素晴らしい力は元々持っているのです。
でもそれはどうしたって本人が自分で開花させなければならないのだと思います。彼の飛躍する姿から私はそんなことを学ばせてもらいました。

そして迷った時に手を差し伸べられる存在で私はありたいなあ、そんな想いを改にするきっかけを貰いました。

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