施術例・スッと抜けた腰の痛み(86歳女性の例)~大田区池上の治療院トゥルーヴォイスミー~
- 2020年03月10日
- ブログ
痛みを持つ方を見ていると、
それぞれに特徴があります。
Iさん(86歳女性)の場合は、
腰の真ん中辺りがズーンと重くて、
痛みが右の腿から左の腿へ
行ったり来たりするような感じ、
とのことでした。
このような時は、
具体的なイメージをしてもらうと
対処しやすいです。
私
「Iさん、その痛みを何かに例えるとすると
どんな感じですか?」
Iさん
「うーん、、何か動いていて、、、
何ていうか、、、どこか出るところを
探しているみたい、、」
私
「なるほど」
痛みがまるで出たがっているよう、、、
このイメージをそのまま
使うことにしました。
私
「Iさん、腰の真ん中からその痛みが
スーッと抜けていくのを想像してみて
ください」
Iさん
「、、、あ、なんか腰が軽くなって、
温かくなってきた、、なにこれ、、
面白い・笑」
さっきまでIさんが訴えられていた
痛みはなくなって、
腰が軽くなったそうです。
ちょっと不思議に思われるかも
知れませんが、
子どもの頃にやった
「痛いの痛いの飛んでいけ~」
と実は同じです・笑
ええ、あれは本当に効果があるのです。
もちろん全ての痛みが同じような経過を
辿るわけではありません。
私はそれぞれの身体の反応を見て、
ベストの対処をするだけです。
いずれにせよ痛みは、
「○○を改善して欲しい」
「こんな風に良くして欲しい」
という身体からの訴えです。
そして患者さんの中で起こっていることを
一番よく知っているのは患者さんです。
その訴えをちゃんと聞くことさえ
できれば、誰にでもできます。
答えはいつも患者さんが教えてくれます。