終戦の日に聞いたエピソード・大田区にも語り部は沢山います
- 2014年08月15日
- ブログ
【終戦の日に聞いたエピソード・大田区にも語り部は沢山います】
患者さんのお宅を一件ずつ回って
・マッサージをしたり
・はりきゅうをしたり
・運動や食事を指導したり
そんな仕事を私はしているので、
特に高齢者の方たちからは色々な昔話を聞きます。
それは私の楽しみでもあります。
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戦争にまつわるエピソードはやはり多いです。
同じ大田区に住む、Yさん（８０代女性）
から聞いた話です。
Yさんのお兄さんは戦場に赴き、幸運なことに
帰ってこられた方。
しかし、帰ってきてもまるで別人になってしまった
ような感じで、誰とも口をきかずに何ヶ月もの間
ずっと押し黙ってらっしゃったそうです。
どれだけの心理的・肉体的な負担がそこに
あったのかは想像も出来ません。
まだ戦争中に、そのお兄さんが家族あてに
「刀を送ってくれ」
と手紙を寄越したことがあったそうです。
後日お兄さんが漸く口を開くようになって
から語った話によると
「送ってもらった刀で敵兵を斬ろうとしたら、
その敵兵が親父にそっくりで斬れなかった・・」
のだそうです。
本当に敵兵がお父さんに似ていたのか、
極限の緊張状態や良心の呵責がそう見せたのか・・
私はYさんからこのエピソードを聞くたびに
気持ちが震えるように感じるのです。
そしてこんな語り部たちから聞く話を
丁寧にすくい上げ、後世に伝えたいと
考えています。
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お読みいただき、ありがとうございました。
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