読書感想/スペンサーシリーズ「晩秋」/ロバート・B・パーカー

【読書感想/スペンサーシリーズ「晩秋」/ロバート・B・パーカー】

読書感想/スペンサーシリーズ「晩秋」/ロバート・B・パーカー

ふとしたところから知った、このスペンサーシリーズ。
いわゆる「探偵もの」。

私は登場人物たちの小気味いい会話と、妥協のない
主人公の考え方に憧れを抱きます。

同シリーズには、名作と言われる「初秋」がありますが、
その作品があるからこそ更に光るこの「晩秋」が私は好きです。

父と息子の関係。

成長とは。

教育とは。

固く言うと、そのようなことについて、それぞれの
親子の姿を通して描かれています。

そこには正解はありませんし、描かれる親子の像は
少々極端ではあります。

しかし、それが却って本当らしさを際立たせている
ように私には感じられました。


ーーー

「もちろん、誤りを犯した。初めのうちは誰だって犯す。
教えることはいくらでもできる。しかし、それではだめなんだ。
みんな、自分でやって失敗を犯さなければ判らない。」

「ジェリイは人から尊敬されるようにはならない。
自分で尊敬を勝ち取ることはできないし、ジョウが
彼のために勝ち取ってやることもできない。」

「ポールの代わりにやってやれないのが残念だった。
彼は非常な苦痛を味わっているが、私は何ら苦痛を
感じないですむ。
しかし、私が代わりにやってやったら彼はもっと苦痛を
味わうことになる。」

ーーー

我が子(と同じような立場の人)を思う気持ちがあればこそ、
手を出したくなるのが人情。

しかし、本人が自分で経験し積み上げ、考えを巡らせた
ものでなければ、本当ではないことを訴えています。

子供の成長の裏には、親や周りの大人の辛抱強い
忍耐があったはずです。

私もきっとそんな風に見てくれた親、大人たちが
いたお陰でここにこうしていられるわけですね。

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お読みいただき、ありがとうございました。

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